晦
約束はとうに過ぎました
時計を見るのやめました
愛しい想い馳せながら
あなたが来るの待ちました
月のない夜に捨てられた
仔犬のように鳴きました
捨てられたことに気づかずに
寒さに震え待ちました
迎えに来てくれると信じて
ずっとずっと待っていました
まるで心に雲がかかったよう
夜を照らすあなたがいない
ひとりきりでは歩いていけない
ねえ、どこへいけばいいの?
あなたを探し彷徨って
四つ辻に立って泣きました
何回も通った足跡が
消えることなく在りました
ちらちらと星が降りました
涙が凍った雪でした
振り払うこともしないまま
鈍色の空見てました
真っ白く生まれ変わる世界を
ずっとずっと見ていました
傷の縫い目の隙間から
白い陰が染みこんでくる
ひとりきりでは呼吸もできない
ねえ、どうしたらいいの?
……ネエ、ドコヘイケバイイノ?