お ち る

意識の落とした異物は波紋を描く。
心の波紋は次第に広がって行き。
海底に溜まる砂のように。
白くなって崩れた珊瑚のように。
いつまでもいつまでも其処に遺るだろう。

遥か彼方の小鳥のはばたきが、一陣の突風を起こすように。
いつか沈み行くこの意識の重石となるだろう。
その時私の耳に届く声はあるのだろうか。

: BACK :

[Kurokawaan/黒川庵](c)2001-2007 Umi Kurokawa & Kouei, Inc. All rights reserved.