poem-log page,026

ことば、とどく?
きみに、とどく?
おもい、とどく?
とどかない。
ぼくに、とどかない。
じぶんのかんがえ、
わからない

いつまでもいつまでも
共にいられる気がする
終わりなんて来ない気がする
…なんて嘘
本当は、いつ終わりがくるかびくびくしてる
それでも信じているし、
終わりなんて来て欲しくないと思ってる
幸せ、幸せ。
幸せでいても辛いこともあるけど、
幸せなんだろね。
だから、いつ終わりがくるのかと疑ってしまう。

大声で。
この声で。
この体で。
私自身で。
歌えることを忘れてた。
声を出した瞬間、
全てが綺麗に見えた。
声に、思いを乗せて。
自分に伝えられることを、
忘れてたよ。

嫌いなの。
大抵の傷は、
時間の流れが緩和してくれるけど。
親友達との会話が安らげてくれるけど。
駄目なものは駄目。
どんなに時間が経ったって、
許せないことがひとつ。
忘れられないことがひとつ。
私はあそこにはいなかった。
それが事実。
なのにどうして?
あんな画があるからって、
どうしてあなたたちが許されることになるの?
許せない。
許せない。
許せる道理はどこにあるっていうの。
謝りもせず、
悪いと思うこともなく、
笑っているあなたたちを、
どうして許せると言うの。
自分自身を縛っていたっていい。
許せないの。
私の心返してよ。
忘れた笑い方返してよ。
嫌だ。
嫌だ。
まだ夢に見る。
忘れてなんかやるもんか。
許してなんかやるもんか。
一生、恨み続けてやる。
許せない。
許せないでいることでしか、私を保てない。
私の心返してよ。

空まで飛べる?
翼もないし、
勇気もないのに。
そんなものがなくても飛べるように、
人は機械を作り出したんだよ。
ある意味、とても便利だけど、
とても悲しいもの。
そんな夢を持たなくても、
手の届く場所に夢がある。
それに気付かないで、通り過ぎてしまう。
大事なものって、遠い? 近い?
遠くて近い。近くて遠い。
夢は、何か照らすものがあるから輝く。
空まで飛べる?
そんな気持ちで。
空まで飛びたい?
今更胸を張って言える?
時代の流れを経るごとに、
複雑になってく、言葉たち。

もう少しだけ。
もう少しだけ、未来を信じてあげてもいいんじゃない?
いくら今までが、未来をないものと思っていたとしても。
もう少しだけ。
信じてみたらどう?
そしたら、夜だって怖くないよ。

てのひら
僕のてのひら
何か伝えるためのてのひら
想い伝えるためのてのひら
君に触れるためのてのひら
言葉つづるためのてのひら
過去をめくるためのてのひら
未来を押すためのてのひら
自分支えるためのてのひら
悲しい心抱くためのてのひら
僕のてのひら
誰のためにあるのかな
ただやさしく
頭を撫でて
静かに
怖いものはないって
教えてくれたら。
自分のためだと思えるのに。
他人の言葉はこんなに響くのに、
自分の言葉はちっとも響かない。
僕のてのひら
君のてのひら
言葉よりもたしかな“そんざい”
てのひら

檻の中に私の心はありますか。
檻の中に本当の私の心はありますか。
幾重にも重なる忘却と言う名の防壁。
それを乗り越えることが私に出来ますか。
その越えた先に、本当の私の心があるのですか。

空と手と。
比べようもない。
何かを掴みたい。
何かはわからないけど。
何か掴めたら、
きっと変わるのだろうから。
――何も知らない。まだ。

私に何が出来るんだろう。
こんな。
てのひらのおおきさにも、
指先にも満たないおおきさの、
ちいさないのちが、
私にこんなにも動揺を与え、
罪悪を背負わせてくれるのに、
ずっとおおきなからだをもった
私は、何が出来るのだろう。

: BACK :

[Kurokawaan/黒川庵](c)2001-2007 Umi Kurokawa & Kouei, Inc. All rights reserved.