poem-log page,022

こんなにも、私を慰めてくれる歌があるのに。
こんなにも、心を震わせる言葉があるのに。
どうして、あの人たちは、私を傷つけようとしかしなかったんだろう。
不思議なことだと思ってはいけないのでしょうか。

いつかきっと
あの人たちは知るのだろう
子供の頃の過ちなど
若気の至りでしかないと
その過ちのせいで苦しんだ人のことなど
顔も名前も思い出せないのだろう
そして何もかも、忘れ去るのだろう
都合の悪いことだから
だけど
私は忘れられない。
この痛みが続く限り。
この震えが止まらない限り。
この心臓の鼓動が終わらない限り。
ねえ、知ったなら思い出して。
言葉なんかいらない。
謝罪なんていらないから。
もし、思い出したなら。
罪悪を背負って生きて下さい。
罪悪に苦しみながら生きることを知って下さい。
出来れば、
罪悪に苦しむ人がいることを、
理解させなくてもいいから、
貴方の子供に話してください。
伝えて下さい。
頭ごなしに叱り付けないで。
どうして苦しいのか、
話してあげてください。
子供は、貴方を見て育つのです。
昔の貴方がそこにいるのです。

どうしてだろう。
どうして。
こんなにも。
涙が溢れてくるんだろう。
どうして。
悲しくなんかないのに。
ねえ、どうして。
私は泣いているの?
もう、辛くなんかないんだよ。
もう、何もかも終わったことなんだよ?
どうして。
涙が止まらないの?

私は決してあなたを裏切りません。
私は決してあなたに刃向かいません。
私は決してあなたに言葉を返しません。
私は決してあたたの領域を侵しません。
……それで、満足ですか?
それなら、嫌わないでくれますか?
そうだったなら、嫌わないでいてくれましたか?
一言でいい。
あなたが私を裏切った理由を、教えて。

オモイデをクダサイ
キロクとしてのオモイデではナク
キオクとしてのオモイデをクダサイ
ワラッテ思い出せるキオクをクダサイ
オモイデをクダサイ
オモイデをクダサイ
キロクをヌリツブスくらいに
キロクをオオイカクスくらいに
タクサンのオモイデをクダサイ
キロクを捨てようとはオモイマセン
デモ
オモイデをクダサイ
キオクとしてのオモイデをクダサイ
ナニモ思い出せないワタシに

人を傷つけるということを
私が理解するには
まず何が傷なのか
知らなければいけないのでしょう
私の傷は深すぎて
人が痛いと言う
その何倍も奥に
私の痛みがあるのです
あなたが痛いと言うことを
あなたが涙する場所を
私は知らなければいけません
私の痛みは
あなたが耐えられないほど
深い場所に在るのです

泣くことを許して下さい。
思い出すことを許して下さい。
記憶に留めることを許して下さい。
自分を嫌うことを許して下さい。
愛情に飢えることを許して下さい。
笑うことを許して下さい。
怯えることを許して下さい。
眠れないことを許して下さい。
生きていることを許して下さい。
嘆くことを許して下さい。
自分を傷つけることを許して下さい。
何も認めないことを許して下さい。
自分を殺し続けることを許して下さい。
許して下さい。
そうしなければ私は存在できないのです。

別にいい。
逃げる事は悪いことじゃないから。
悪いことなんかじゃない。
逃げることしか出来ないとき、
そうやって責め続けられたって構わない。
大声で狂ったように喚けばいい。
どうせ、私には届かない。
あなたは謝らない。
あなたが見ているのは私じゃない。
ただ利用できる『他人』でしょ。
私はあなたなんかどうでもいい。
自分を守るためにでしゃばらないで居るだけ。
本当は、あなたなんかいなくてもいい。
いなくなってしまえばいい。
私はあなたの与えるものなんかいらない。
これ以上、『私』を消さないで。
私だけのものを奪い去らないで。
……ごみのように捨てないで。
別にいい。
もう、いい。
逃げる事は恥なんかじゃない。
何よりも大切な勇気の形。
そう思わせてよ。
これ以上『私』を消さないで。
これ以上失うものがあるとすれば、私の命。
欲しいならあげる。
だから私のことは忘れて。
もう二度と思い出さないで。
名前を呼ばないで。
私はあなたの下僕なんかじゃない。
私は、もう、壊れるだけ。
直す人もいない。
ただ、壊れて行くだけ。
何年経っても、壊れ続けているだけ。
同じ、夢に追われて。
壊れ続ける。

君の瞳を見続けたい。
何かを求め続けている瞳。
例え其れが私を見ていなくても。
君の瞳を見続けたい。
美しく、現実ではないその存在。

ふと気が付けば。
愛に飢えてる自分が居る。
満たされることもなく。
ただ時間が過ぎ去るのを待つ。
愛に飢えてる自分が居る。
愛されることを願いながら、
愛することを知らない自分が居る。
ふと気が付けば。
独りぼっちの自分が居る。
助けてと、誰かに頼ることも出来ない、自分が居る。
誰か私を愛して下さい。
そして愛することを教えてください。
壊された私のココロを癒して下さい。

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