poem-log page,002

雨がぽたぽた ぽたぽた
雨がしとしと しとしと
ぼくの手揺らして落ちていく
気持ちがよくて、ずーっと手を広げる
すっとして暑さが嘘のよう
風が吹くとちょっぴり寒いけど
でも、手を広げて空を見て、感じれば
ここにいると、不思議とわかる
ここにいれば、いいんだと不思議と納得できる
だから、今は雨を感じて、ここでのんびりできればいい

ずっとずっと、ここにいる
小さいときからずぅっと
大きくなってもずぅっと
早く早く大きくなろうとする 子供たちを見ながら
自分ももっと大きくなる
時々切られてしょげるけど
ずっとずっと見守っていく
自分も大きくなれるから

太陽の花
ぐんぐんのびる
太陽にはなれないけど
すくすくのびる
太陽に向かって
頑張ってのびる
でもやっぱり太陽のようにはなれない
力強く輝けない
何にも優しくなれない
けど、がんばってがんばって のび続ける
いつか、太陽に届くように
きっと、太陽のようになれると信じて

私はずっと我慢して頑張ってるのに
誰も誉めてはくれない
誰も認めてはくれない
当たり前だからと
私にとって当たり前でもなんでもないのに
努力は報われない
嫌なことをずっと続けているのに誰も気付きやしない
どうすればいい
何をすれば認められる
私にできることはもう精一杯
これ以上私に何を求めるというのだろう
時折死の声が私を呼びに来る
その衝動は微かに溜まっていく
決して消えはしない
タスケテとも言えず
また言わせてもらえない
どんなに悲しくても
どんなに嬉しくても
自分の感情を押さえ込むしか道がなくて
道を照らしてくれる人もいなくて
その日その日を虚ろうまま歩む
感情がだんだんと失われていく
欠落した感情は戻るのだろうか
私自身が忘れかけているのに
耳を塞いで
目を閉じて
すべてから孤立する
遮断する術はわかっているけれど
行動に移せない
それがまた積もり積もって自分を蝕む
独りで泣いた夜もあったよ
独り震えて閉じこもったよ
独り孤独に虚ろいだ
誰も来てくれなかった
来てはくれなかった
ぐさりと胸に突き刺さる
わずかな希望まで失われて
死ぬことも出来なくて
ただ人形のようにそこにいた
当たり前も普通もなくなって
そこにいることしか出来なくなった
立ち向かうことも
乗り越えることも
すべて行く前に諦めるようになって
何も見えなくなる
まるでそこに居ない存在
考えることを止めた屍のように
誰の気に留まることなく
誰の目に留まることなく
いらぬ噂だけが広まっていく
それをひとつ耳にするたび
どれだけ傷ついただろう
どれだけ自分を傷つけただろう
嘘と本当の見分けもつかなくなる
次第に身体は動かなくなる
電池切れの機械人形のように
重く
瞼を開いたまま
その場に立ちすくんだまま
誰も電池を代えてはくれない
哀れな機械人形のように
生きている
それすらも自分で否定するようになる
これ以上嫌われないように
嫌われないように
誰かの思うが侭の操り人形へと変わる
だれも人形なんか好いてはくれないと知っているのに
冷めてしまった茶のように
すぐに飽きられるさ
変化のない人形なんて
人の形をしたものなんて
努力は報われない
次第に光は失われて
それでも誰かがきっと
道を照らしてくれると
信じている
自分が
愚かしく
一番嫌い

人に大事にされるのが恐い
私はそんな大切な人じゃないのに。
お願い
遠くへ行かせて
あなたはあなたのままでいて
静かな声があなたを刺すんだね。
ごめんなさい
不器用で
何も知らなくて
世界が光と闇だけで作られていると信じていたのに
淋しくて心が死にそう
息が出来なくて
声が出ない。
なら
手を伸ばせばよかった
何のために文字を覚えていたのかな
使えるときに使いたかったよ
今更。
せめて涙ふけるくらいの勇気のために
意味があると思い込めるように
また泣いても
それはそれで納得できる
自分を憎む理由そのもの。
わかるのに。
どうしてこんなにも……

涙なんか流してしまえばいい
もうずっと出ないように
今のうちに
あんなヤツらなんか大嫌いだ
嫌い嫌い嫌い
みんな嫌い
自分が一番嫌い
素直な慰めの言葉すら嘘にしか聞こえない
裏切りばかりが溜まっていく
息が出来なくなるほどに
こんな自分は必要ないから
誰も誰も誰も
わたしが一番欲しい言葉はくれないから
独り閉じこもる
いつか誰かがかけてくれると思って
そんな浅はかな願い
叶わないとわかっても思いつづけてる
止めて
そんな希望いらない
過去ばかり見たくない
未来なんて見えないもの
そう気付いても何も変わらなかったよ
気持ちが渇いて
何もやりたくない
死んでしまえ
自分の声が聞こえる
自分で囁いた
何もかもが厚い嘘の上に成り立って
真実なんて何一つない

負けることで終わりが来ると 信じて疑わなかった幼い夢
一番なら愛されると願っていた 苦しみの現実 さよなら
変化し続ける時間に乾杯
悪夢に襲われる夜が怖かった
誰も助けてくれない震える小さな手 忘れちゃいないよ
味方なんていやしない 孤独との戦い たくさんの敵
乗り越えられなくてもいいでしょ 今を生きられれば
ヒラリと舞う 夢が舞う 雪が散る
いつまでこうしていられるだろうか
他人の手によって幕が降ろされるのを待ち続ける
それだけの日々 心なんていらない 辛いだけだから
負けることで終わりが来ると 信じて疑わなかった幼い夢
一番なら愛されると願っていた 苦しみの現実 さよなら
変化し続ける時間に乾杯
真実なんて言葉を使わないで
落ちゆく葉が止まらない 砂が立って消える
何事もなく過ぎ 傷だらけの嘘に壊されることなく 歩けたらいい
逃げ道があることに謝罪を ゼロとイチ 境なく
フワリと咲く 花が咲く 雨が降る
氷の中でただ独り眠ろう 微笑など忘れてしまえ
息を忘れても私のままであるように こんな世界でも光は照らす
失っては叶うことないと あきらめていた昔も今 哀しい
これからのことなど考えたくもない 水たまりの灰色の空
星の欠片となれ 信ずる者は
負けることで終わりが来ると 信じて疑わなかった 幼い頃
一番なら愛されると祈っていた 寂しさの幻影 さよなら
変化し続ける今にありがとう
心から。

彷徨うように現れた旅人は 悲しい顔をしていたね
何があったのか 聞くこともないけれど
消えかけた炎を見て泣いていた
揺れる小さな陽炎に何を重ねていたのだろう
思わず仰いだ夜の空は 囁くように語りかけていたよ
煌めきの巡礼者を忘れたくないよ
ここはぼくが 本当に初めて土を踏みしめたところ
たとえこの時を繋いでいてくれる人 いなくても
夢を運ぶ小鳥のような 星の使者を待っているよ
ただひとつの希望を抱いて
今立っている大地 光り輝いていたことを知ることも出来ない
だけど それはきっとわかっていたんだ
旅人の魂のように 澄んだ光を放っていることを
月の木漏れ日のように照らし出して欲しい
ぼくの中の闇を

遥かなりし風の人 空の波に被われた大地を行く人よ
心凍てつく 涙の雨も
足止める 静かな雪も
あなたを留めることなど 出来はしない
どこまでもどこまでも続く路よ
希望がどこへ向かうのか教えておくれ
新しき息吹の生まれるところか?
人を捕らえようとする時の流れの中か?
それとも、彼を忘れられない 忘れることのできない 私の内…?
遥かなりし風の人 容留めることなき海を行く人へ
あなたの探しものが見つかりますよぅ…
私はここから祈りをささげる
神でもない 何者でもない あなたのために……。

彼の人が行った道を私は歩もう
そして必ず追い越すよ
幼い頃に交わした誓い もう一度、叶えるために
失った約束と 戻ることのない絆を
土を蹴って 草をかき分けて走った あの場所
今は誰も知りはしないね
思い出の中だけの草原 懐かしい故郷
記憶は嘘を吐いているかもしれないけれど
止まった私の時間が動き出してくれるよう 願うさ
顔を上げて 前を見る
光り輝く蝶が どこまでも道を紡いで
空を駆け上って 罪深い世界を癒していくんだね
誰も礼など口にしないのに
気付くことなど出来なかった それでも足を踏み出させて
この星の大地に
彼の人が見つけた夢 目には映らない
幻想より ずっとわかりやすいさ
とても悲しい物語でも
涙すら 出ないとしても

: BACK :

[Kurokawaan/黒川庵](c)2001-2007 Umi Kurokawa & Kouei, Inc. All rights reserved.